距離を走り順を競うトラック競技

競輪には、男子競輪と女子競輪がある。

ここでは、よりなじみのある男子競輪のルールについて説明していくこととする。

実は、日本が発祥の競技であるという競輪。

そんな競輪、基本ルールとしては、1組5~8名の選手が、2000メートルの距離を走り順を競うトラック競技である。

トラック1周の距離は、250メートルであるため、選手はトラックを8周することとなる。

タイムを競うのではなく、着順を重用視するのが競輪の特徴である。

選手同士の駆け引きを楽しむのである。

大原則としては、選手は故意に他の選手に接触して、その選手を自転車から落としたりまたは、自転車自体を故障させてはならない。

即失格となる。

ただし、前述したとおり選手同士の駆け引きが魅力であるこの競技、駆け引きというのは具体的に、失格にならない程度に他の選手に接触し、それでいて相手をどかしたり止めたりするのだ。

選手は、失格を避け競技に挑むわけだが、失格となった場合は、そのレースでは賞金が一銭ももらえなくなる。

以後のその開催での出場資格をも失ってしまう。

そのペナルティは選手にとって相当重いものである。

ペナルティが非常に厳しいため、接触のち相手選手を、自転車から落とすようなプレイを避けるよう、細心の注意を払って競技に挑むのである。

厳しいペナルティが過度の接触プレイを制御しているのだ。

自転車から落ちるケースは、全体のレースの約6.5パーセントで発生している。

落車させた場合でなく、落とされた選手側についてはどのような負傷を負うのだろうか。

落車すると肩や鎖骨を骨折をする恐れが高い。

自転車レースや競馬などと違って、致命傷になるケガは稀である。

他の選手に接触した場合の話をしてきたが、失格となるのは接触だけではない。

著しく斜めに走行したり蛇行を行ったことにより、他の選手の走行に重大な支障を生じさせた場合も失格の対象となるのだ。

選手が競技で使用する自転車でポイントとなるのはギヤの倍数である。

このギヤ倍数は出走表に掲示されることも、ルールのひとつである。

また選手とは他に、先頭誘導車も同時に走行する。

先頭誘導車は、時速30キロメートルでスタートし、残り4周までに時速50キロメートルまで加速していく。

選手は、先頭誘導車を追い抜く事は禁止されている。

しかし、この先頭誘導車がいるおかげで、先頭を走る選手は、走行時に受ける空気抵抗を減らして走ることが出来るため、フェアにレースを進めることが出来るのだ。